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あなたの人生は、数多くの天使たちに見守られている

生まれ落ちてより、人間は両親の愛に恵まれて、すくすくと育っていくものですが、やがて、片親が亡くなったり、身内に不幸があったり、家庭が経済的に傾いたりして、悲しみに打たれることがあります。
成人してからも、たとえば受験や就職に失敗したり、恋愛に失敗したりと、さまざまな失敗を通して、心に傷をつくっていきます。社会人として働くなかにおいても、自己実現の難しさ、多くの人びととの調和の難しさを感じます。
家庭においても、苦しみや悲しみがつきまといます。子供のできない悲しみ。子供ができても、満足に育てられない悲しみ。家庭内の不調和。やがて老いるにしたがって、老いのさみしさというものも、ひたひたと押し寄せてきます。
しかし、悲しみの時というのは、魂を光らせるべき時として、あえて用意されているのです。
たとえば、刀が真っ赤に焼かれ、たたかれ、水に入れられて、焼きを入れられるように、みなさんの魂も、悲しみという名の水のなかを、いくたびか、かいくぐることによって、鋼の剣となっていくのです。
したがって、悲しみの時は、みなさんの魂が試されている時であり、みなさんの勇気が試されている時であり、みなさんの人生が一編の詩となるかどうかが試されている時なのです。
人生の悲しみのなかを、いかにほがらかに生きていくか。いかに美しく生きていくか。いかに芸術的に生き抜いていくか。そこに、人間としての真実の姿があるのです。
人間はやがて地上を去り、天上界に還っていきますが、その時に魂の奥底に残っているものは何でしょうか。「喜怒哀楽」という言葉がありますが、魂に刻印されているのは、そうした極端な思いや経験であることが多いのです。
すなわち、みなさんが悲しみのうちにあって考えたことは、魂のなかに必ず刻印されていると思ってよいのです。悲哀の時、悲しみの時に、いったい何を思ったのか。そして、どのようにして生きていこうとしたのか。それが魂に深く刻まれるのです。
みなさんの人生のことを知っているのは、みなさんだけではありません。みなさんの人生は、数多くの天使たちによって見守られているということを忘れてはならないのです。
彼らは天上界にあって、地上にいるみなさん一人ひとりの人生を、いつも見つめています。そして、みなさんが悲しんでいる時には、彼らもまた悲しみ、みなさんが喜んでいる時には、彼らもまた喜んでいるのです。
そのように、自分と共に歩み、自分と共に生きている存在があるということを、いかなる時も忘れないでいただきたいと思います。ときには、天使がみなさんを背負って道を歩くこともあるのです。
みなさんは、目に見えるものだけを信じ、目に見えないものを信じないかもしれません。しかし、目に見えないもののなかに、どれほど多くの愛が隠されているか知っていただきたいのです。
目に見えぬ隣人が、日夜みなさんを見守り、みなさんが悲しんでいる時には、共に涙を流しているという事実を知った時、みなさんの孤独は、どれほど癒されることでしょうか。

大川隆法著『愛から祈りへ』より