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眠れぬ夜は、そう長くは続かない

苦悩に心が揺れ、人生の不安のまっただなかにあるとき、大部分の人は、眠れぬ夜を持った経験があるでしょう。読者のなかには、現に眠れぬ夜を過ごしている人がいるかもしれません。
いつまでたっても寝つけず、布団のなかでじっと暗闇を見つめ、まんじりともせずに、夜が明けていくのを待つ。明け方になって、うとうとしはじめると、まもなく朝が来る。そして、また仕事が始まっていく。からだの調子は悪く、機嫌も悪くて、不幸感覚が強い。こうしたことがあるでしょう。
それでは、眠れぬ夜にどう対処すればよいのでしょうか。
不眠の原因は、ほとんどが「不安」ですが、眠れぬ夜を過ごしている人に、私は次の事実を指摘しておきたいと思います。
一つは、「眠れぬ夜は、そう長くは続かない」ということです。三年も四年も眠れないという人はいません。それは一時期のことなのです。
もう一つは、「あなたはいま魂が鍛えられている」ということです。そうしたときに、自分をどれだけ磨き込み、鍛え込み、焼きを入れるかが大事です。このようにとらえなければなりません。
また、眠れぬ夜が続いているときには、単純な決断はせず、じっと耐えることも必要です。
勝海舟は「七年、あるいは十年という周期で、人生は変わっていく。したがって、十年なら十年、日陰でじっと耐えていると、また日が当たることもある。逆に、現在は日が当たっていても、十年たてば日陰になることもある。大きな運命の流れは、十年以上は続かない」と述べています。
これはありえます。日が当たらないからといって、その間、嘆き悲しんだり、叫んだり、喚いたりしても、益することは少ないのです。
不遇なときに、その人がどう生きているかということを、世の人びとは意外と冷静に見ているものです。不遇なときに、不遇な人にありがちな生き方をしているだけならば、その人がそこから学ぶものはなく、また、その人に対する評価も低いのです。不遇のときにどう生きるかが大事です。

大川隆法著『不動心』より