仕事がうまくいかず、日々、辛い思いをされているのではないでしょうか。そんなあなたに読んでいただきたい言葉をここに集めました。張りつめた心がラクになりますように。あなたの苦しみが、少しでも軽くなりますように。

大川隆法総裁の教えの中から仕事を順調に進めるための心の処方せんを選びました。

そのあなたでよいのです

自分の人生を他人の人生と取って替えようと思うと、そこに苦しみが生まれてきます。

そのときには、「適材適所で、自分には自分の器に合った仕事があるだろう。その器に合った仕事を一生懸命やることによって、自分の人生は全うされ、他の人にとっても幸福な生活ができるのだ」と考えるべきなのです。

大工道具にもいろいろあります。たとえば、鋸(のこぎり)もあるし、鑿(のみ)もあるし、鉋(かんな)もあります。それぞれが、それぞれの役割を持っているのです。

「自分は、今世、いったい、いかなる役割を持って生まれてきた人間なのか」ということを、もう一度、見つめてみることです。そうすると、「おそらく、自分は、このような使命を持った人間なのだ」ということが分かります。その天命にいちばん添ったなかで、自分を光り輝かせていくことこそが大事なのです。それを、他人の人生と入れ替えようとしてはいけません。

大川隆法著『アイム・ファイン』より

仕事で気力が出ないときの意外な原因

仕事で気力が出ないときの意外な原因

「仕事をして、また翌日にも戦えるかどうか」「よい仕事を続けられるかどうか」ということは体力と関係があります。

もちろん、仕事能力も体力も両方とも要るのですが、体力がないと、よい仕事を長く続けることはできません。

また、体力がないと、物事の判断が悲観的になってきます。人間関係においても、悲観的になり、とにかく悪いほうへ悪いほうへと考えますし、仕事においても、先行きを暗く悪く感じるのです。

体力があると、先行きは明るく見えてきます。人間関係においても、「何とか改善できるのではないか」と思えますし、仕事においても、「この先、うまくいくのではないか」と思えます。

仕事で苦しんでいる人は、もしかしたら体力にも問題があるかもしれないので、そういう場合には、その点から改善しなければいけない面もあるでしょう。

大川隆法著『アイム・ファイン』より

「後ろにキックしているのに足が前に進まない」ときには、時間を耐える

昇格、昇進、転勤などは、ウツのきっかけになることもありますが、「人生の仕切り直し」という意味では、必ずしも悪いことばかりとは限りません。

例えば、同じ仕事を長く続けていけば、誰であっても、その仕事はよくできるようになりますが、突如、職場を替えられたり、立場を上げられたりしたら、一時的に仕事ができなくなります。平社員の人が管理職になったら、急には管理職の仕事はできません。それで、いったん水面下に潜るようなかたちになるため、苦しいのです。

しかし、それは、自分にとって一種の成長なのだと思わなければいけません。「半年ぐらいで、何とか浮上して水面から首を出す」ということを目標にして頑張らなければいけないのです。

それまでの間は本当に苦しいだろうと思います。

首が水面から出て、「ホッ」と息ができるようになるまでの間は、とても苦しいものです。おそらく、川原の砂地の上を走っているような、何か力の出ない感覚が続くことでしょう。

仕事上で、突如、予想外に転勤や栄転、昇格等をした人の場合、たいてい、半年ぐらいは、砂の上を走っているときのように、「後ろにキックしているのに足が前に進まない」というような感じがするだろうと思います。

これはつらい時期ですが、とにかく時間を耐える以外に方法はないのです。

そのような状態になるのは、あなた一人ではありません。誰もが同じような経験をするのです。したがって、仕事のできない苦しみに負けてはいけません。半年ぐらいは、とてもきつい感じがするだろうと思います。

「それまでの自分と同じようには仕事ができないことに耐えられるか。低い自己評価に耐えられるか」ということが試されているのです。この時期をじっと耐え抜いて、じわじわと盛り返していかなくてはなりません。

いきなり一打逆転というわけにはいかず、少しずつしか進んでいかないものですが、ある段階を越えたときに、急にスッとできるようになることがあるのです。

それまでのつらい時期を耐えられるかどうかが大事です。

大川隆法著『超・絶対健康法』より

自信のある人が陥りやすい「上司とうまくいかない」という問題への対処法

上司とうまくいかない場合にどうするか

上司とうまくいかなくて悩んでいる人には、ある程度、自分に自信を持っている人が多いようです。そして、上司のやり方がいちいち気に入らず、「自分ならこうする」と考えるのですが、上司はまったく反対の考え方をするわけです。あるいは、自分としては「よくやった」と思うのに、それに対する上司の評価が非常に低いこともあります。

そうした経験をした人は、「おもしろくない。この上司の下では仕事をしたくない。部署をかえてほしい」と強く思うかもしれません。しかし、そうした考えを持つと、サラリーマン社会のなかでは落とし穴に陥ると思います。

もちろん、運・不運はあるでしょう。サラリーマンは、よい上司に仕えたならば、一生懸命に仕事をして力を発揮できますが、上司と合わなければ、それだけで仕事がうまくいきません。こうした運・不運は、サラリーマン社会にはどうしてもつきまといます。

しかし、基本的には、「上司とうまくやっていけない人は出世できない」と思って間違いありません。たまたま別な道が開けたとしても、大成というところまではいかないと思います。

上司とうまくいかない原因の一つは、我の強さにあります。

あなたはあまりにも我が強いのではないでしょうか。「会社というところは、個人の人格を認めるためにあるのではない」ということを、あなたはまず知らなくてはいけません。会社は、組織として生き残っていくことや、さらなる発展を目指すことを目標としているのであり、あなたの自己主張を認めるためにあるわけではないのです。

そして、あなたから見てできが悪い上司を置いておく責任は、会社の上層部にあります。あなたはその上層部をどう思いますか。

あなたがどのような立場にあるかは私には分かりませんが、あなたの上司の仕事については、それを判定している人が上にいるはずです。

たとえば、課長のできが悪ければ、部長や役員には分かるはずです。しかも、課長の上にいる部長や役員は、会社のなかでは、あなたよりも出世していて、あなたよりも信頼されている人なのです。そうした人が課長をそのまま置いているということは、彼にも何らかのよいところがあるということです。

大川隆法著『「幸福になれない」症候群』より

若い部下の提案は1回目は却下されるもの

上司は、若い部下が何か提案してきても、一回目は、とりあえず、パシッと断ってみます。「まだ社会人一年生だろう?」「まだ三年生だろう?」「まだちょっと早いんじゃないか」と言って、内容はともかく、まずはパシッと打ち落とすことがよくあるのです。「こいつは、ちょっと生意気だし、提案をそのままスッと受け入れたら、先輩たちが嫉妬する」と思った場合、上司がそれを打ち落とすことはよくあります。

したがって、「NO」と言われても、それを本気にしてはいけないのです。それでも、「いや、そうはおっしゃいましても、これは絶対にやるべきです」と、何度もしつこくチャレンジし、繰り返し言わなくてはなりません。そうすれば、ほかの人が、そこまで何度も言ってはいない場合、最後に、その人の意見が通っても、誰もが納得するわけです。

まだ経験の浅い、若い人の意見を、上司がすぐに受け入れたら、周りの人が嫉妬し、その人をいじめたりすることもあるので、とりあえず、一回目は、「駄目だ」と言って却下したりすることがあるのです。

大川隆法著『Think Big!』より

転職に迷っているときは現状維持でよい

現状維持

現在、転職に悩んでいる人に対して、ひと言でお答えするならば、「迷っているときには、まだ現状維持でよい。迷いのなかにあるときは、まだ動く必要はない」とアドバイスをしたいと思います。迷っているときは、まだ本心ではなく、本決まりではないということなのです。

そのようなときには、半年や一年、頑張ってみて、自分の力を内部に蓄えることです。それは現在の仕事で頑張ることでもあるし、もし転職したとしてもやっていけるように、新たな知識や情報を仕入れることでもあるでしょう。あるいは、マルチ型人間として活動できるように、さらなる能力を磨いたり、さらなる技術を身につけたりすることであってもよいでしょう。

ほんとうに転職すべきときには、やはり、そうした時期が来るものです。自分自身、どうしても現在の職場がいやで、「すぐにでもやめたい」という気持ちが起きたり、自分がそう思わないとしても、どうしてもやめざるをえないような事件が起きたりします。

ときには、観世音菩薩が非常にいやらしい上司の姿をとって現われ、あなたを転職に追い込むこともあります。いやがらせをするように見える人が出てくるのですが、これは実はありがたいことなのです。あるいは、家族から強く言われることもあります。そのようにして、どうしてもやめざるをえない状況に追い込まれることがあります。

したがって、転職するかどうかを決めるにあたっては、「自分自身の心のうずきが強く出てきているか。あるいは、他の人によって、どうしてもそうせざるをえない状態に追い込まれているか」ということをよく見きわめることが大切です。

そして、転職すると決めたときにはスパッと行動することです。男らしく立ち上がって、新たな船出をすることです。迷いのときには現状維持でよいのですが、いったん決めたならば、もう迷わず、勇気を持って断行し、がむしゃらに道を進んでいくことが大事です。

また、転職先をどう見るかについては、「甘く考えるのはよくない」とだけ言っておきましょう。「どこかかなたの新たな地に、素晴らしい楽園があって、そこへ行けば幸福になれる」というような考えを持っているとすれば、それは間違いです。

「たとえどのような場に行ったとしても、自己発揮をして頑張ってみる。環境のせいにせず、自分自身でやれるところまでやってみる」という自力の思いで生きていくとき、初めて道は開けてくるものです。

したがって、単に「収入が少し増える」などという甘いことだけを考えるのではなく、「はたして、自分でその道を切り開いていけるのか。それだけの自覚があるのか」と考えてみるべきだと思います。

大川隆法著『「幸福になれない」症候群』より

この世に命を享けたことの意味を、職業を通して発見していこう

自分の心の内を静かに見つめてみて、生きがい、天命を感じる人、「こういう仕事をするために自分は生まれてきたのだ」という思いがふつふつとわいてくる人は、いまの仕事が合っているのです。こういう人は、成功する可能性が非常に高いと言えます。

ところが、「いまの仕事を辞めたくてしかたがない」という人は、それを無理強いされても、大成することはないでしょう。「いまの仕事は自分に合わないが、ほかにやりたい仕事があり、それなら自分にぴったり合う」という人もいます。その場合は、自分のいる場所が違っているのですから、仕事を替えるべきです。

ただ、「仕事そのものが嫌いだ」という人の場合は、何をしても、成功する可能性はほとんどありません。そういう人も社会には一定の割合で存在しています。

要するに、仕事の能力を、ワン・ポイント、アップするためには、まず、仕事に生きがいを感じることが必要であり、その基は、「自分の天命、持って生まれた運命が、その仕事によって生かされる」と深く感じることなのです。

「自分は、この仕事を通して世の中に奉仕し、世の中にお返しをしていくのだ。仕事を通して自己実現をし、世のため人のために尽くしていくのだ」と思うことのできる人は、そういう思いを持つだけで、だんだん、仕事ができるようになっていきます。

しかし、そう思うことができず、いわゆる腰掛け的な発想で勤めている人は、仕事ができるようにはなりません。「仕事ができるようになろうとは思わないけれども、毎年、給料だけは上がってほしい。仕事はできなくても給料だけは上がることが、いちばん幸福である」などと考えている人は、仕事ができるようになる見込みはほとんどないと言ってよいでしょう。

「仕事に生きがいを感じる」ということは、「自分がこの世に生を享けたことの意味を、職業を通して世の中に発揮できる」ということです。「自分はこの仕事を通して世の中に貢献している」という気持ちが大事なのです。

それは「使命感」と言ってもよいでしょう。仕事に使命感を持っている人と持っていない人には、非常に大きな違いがあります。

使命感を持たず、「『濡れ手で粟』のごとく、世の中をうまく渡っていこう」と思っているような人には、いくら説教をしても通じません。そういう人には、「人生が終わるときに、自分で結果を判断してください」と言うしかないのです。

仕事に生きがいを感じ、その生きがいの奥にある、今世、この世に命を享けたことの意味を、職業を通して発見していこうとすることが大切なのです。

大川隆法著『幸福の法』より

「仕事で潰れないための心構え」

「気力を出すためのコツ」

幸福の科学の人気ラジオ番組「天使のモーニングコール」(全国ネット+ハワイKZOO)の過去の放送の中から、今のあなたに聴いてほしい番組をご紹介します。(音声にてお聴きいただけます)

この放送を聴いて、自殺を思いとどまった方も大勢いらっしゃいます。