一生懸命頑張っても子育てに悩み、心が折れそうになることもあると思います。子育てというかけがえのない時間を後悔しないために、少し力を抜いて休憩してみませんか?

大川隆法総裁の教えの中から、子育てについて参考になりそうな心の処方せんを選びました。

親子の縁のスピリチュアルな実態

親子の縁のスピリチュアルな実態

親子の縁も非常に深いものがあります。

親子の関係も、偶然にできることは、まれなのです。

親の立場からすれば、「出来のよい子供は、自分との縁で生まれたが、出来の悪い子供は、何かの間違いで生まれたのだ」と思いがちですが、そうではありません。

親子の縁のなかにも、魂の教育が織り込まれています。

家庭という問題集を解くために、親子の縁は設定されているのです。

そのため、親が子供のことで苦しんだとしても、それもまた魂の問題集のなかの問題であることを忘れてはなりません。

その子供は、自分が選んで子供とした魂であり、必ず自分に縁のある子供なのです。親が子供を育てるなかには、一つの重大な教訓が潜んでいます。それは何かといえば、「親は、子供のなかに、自分の分身、自分の似姿を見る」ということです。

それによって、親は、さまざまなことについて身につまされ、子供のときの自己を振り返って、自分の性格がどういうものなのかを知ることができます。

子は親の鏡であり、親は、子の姿を見るにつけ、自分自身のことが反省されなくてはならないのです。

また、親にとって、子供は、自分の叶えられなかった夢を叶えてくれる、とても大切な“希望の木”でもあります。

大川隆法著『コーヒー・ブレイク』より

「足ることを知る」がキーワード

人間には何倍もの能力はないので、「何を取るか」が大切であり、その結果、「あきらめなければいけないもの」が必ず出てくるのです。

「自分としては、子どもがうまくいくことが幸福だ」と思うならば、自分のキャリアのほうは少し抑えなければいけないでしょうし、生活に無理がかかっているのであれば、子どもの教育についても、ほどほどのところで撤退しなければいけないかもしれません。

子育ては、それほど甘くはないのです。とても難しく、とにかく手がかかります。少子化の原因の一つは、やはり、子どもに手がかかることにあります。昔と違って生活のレベルが上がり、文化のレベルが上がっている分、ものすごく知識集約型になっていて手がかかるのです。

そのあたりのトータルの戦力を見誤った場合には、全部がだめになるか、どこかで非常に大きな挫折が生まれることになるだろうと思います。

とにかく、キーワードは「足ることを知る」ということです。何もかもを、いっぱいいっぱいにはできないので、何かをあきらめなければいけませんし、もし、そうしない場合には、全体的に、ほどほどのところで満足しなければいけません。

無理をしていると思うのであれば、ほどほどのところで手を打たなければいけないのです。そういうことを考えたほうがよいと思います。

大川隆法著『じょうずな個性の伸ばし方』より

「五歳までで親への恩返しは、だいたい終わっている」と思ったほうがよい

「五歳までで親への恩返しは、だいたい終わっている」と思ったほうがよい

私は幼児教育に関する本も数多く読みましたが、そのなかで最も心に残っている言葉があります。それは、「子どもがかわいいのは五歳まで」という言葉です。

その本には、次のようなことが書いてありました。

「親にとって、子どもは五歳までしかかわいくないが、それで、もう十分に親への恩返しは終わっている。六歳以降については、あきらめなさい。

各人が、自分の人生を求めて、あがき、もがいているのであり、子どもも、苦しい道を歩んでいるのだから、その上に、あまりにも大きな期待をかけたら、子どもの人生を損なってしまう。だから、『五歳までで子どもの恩返しは終わる』と思いなさい。そうすれば、親子関係はうまくいく」

五歳まで育てるだけでも手はずいぶんかかりますが、その間、子どもは親に夢や希望を与えてくれます。また、五歳までの子であれば、何よりもかわいいものですし、親の言うことをよくきいてくれる子も比較的多いのです。

したがって、「五歳までで親への恩返しは、だいたい終わっている」と思ったほうがよいでしょう。そう割り切れば、親子の関係で不幸は起きずに済むようですし、予想外に親孝行な子どもになる場合もあるのです。

大川隆法著『じょうずな個性の伸ばし方』より

「与えきり」だからこそ「徳」が生まれる

「自分は縁の下の力持ちでよいのだ。子供を育てること自体が、自分の生きがいであり、それだけで十分ごほうびになった。あとは子供が幸福な人生を生きればよいのだ」親がそのように思っていれば、子供は逃げていきません。

しかし、「自分が苦しんだ分、大変だった分は、あとできちんと取り返してやろう」と親が思っていたら、子供は逃げたくなります。

「いかに、おまえには“借金”があるか」ということを言い続けられたら、それが父親であろうと母親であろうと、やはり借金取りは嫌なので、子供は逃げたくなるのです。

もし、あなたの子供が逃げ始めたら、「自分にも、そういう口癖があるのではないか」と考えて、反省をしたほうがよいと思います。

大川隆法著『ハウ・アバウト・ユー?』より

子育てで失敗する原因

子育てで失敗する場合、その原因のほとんどは、母親が、自分が犠牲になった部分のコンペンセーション(代償)を子どもに要求しているか、夫に対する不平不満を子どもにぶつけているか、このどちらかです。そして、それが子どもの目には理不尽に見えるので、親子関係がうまくいかなくなったりするのです。

また、子どもが何人かいるときには、すべての子どもをバランスよく扱わなくてはなりませんが、現代の女性の場合、それが下手であることもよくあります。しかし、すべての子どもをバランスよくじょうずに扱えないと、家庭内調和をつくれません。特に、一人っ子で育った人は、きょうだいの扱い方を子ども時代に習っていないので、それがよくわからないのです。

これには、昔の長子相続制が、いまでは壊れてしまったことの影響も大きいかもしれません。

そもそも、母親は、一般的に言って、自分に似ているタイプの子が好きであり、自分に似ていないタイプの子は嫌いであることが多いのです。

また、夫を嫌いな場合には、子どもたちのうち、夫に似ている子のほうを嫌いになり、自分に似ている子のほうを好きになるわけですが、これはフェア(公平)ではありません。子どもが夫と自分のどちらかに似ているのは、両者の子どもである以上、しかたのないことであり、子どもの責任ではないのです。

このように、子どもに対する見方が偏っている場合には、それを修正しなければなりません。

大川隆法著『じょうずな個性の伸ばし方』より

「がんばれ! お母さん」

「子どもの個性を伸ばすヒント」

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