自殺者のほとんどは、亡くなる直前、ウツ状態だと言われています。
もちろん自殺には様々な原因が考えられますが、“ウツ”などの心のサインを発見し、早期に対処することが、自殺防止につながります。
また、現在のように競争の激しいストレス社会では、誰もがウツになる可能性があるので、“心の病”予防のためにも、ぜひ以下のような内容を参考にしてください。

 

INDEX

 

1. “ウツ”チェックリスト

  • 憂うつ、気分が沈む
  • 食欲がなくなる
  • わけもなく悲しい、涙が流れる
  • 人に会いたくなくなる
  • 天気がいいと気分が悪く、天気が悪い方が落ち着く
  • 朝に気分がしんどく、夕方になるにつれて元気になってくる
  • 何をしていても楽しくない、気分転換もしたくない
  • 頭が重い、頭痛がする
  • TVを見たり、新聞を読んだりする気がしない
  • 頭が回らず、集中できない
  • 疲れやすい、元気が出ない
  • 仕事でミスが多くなる
  • 何もやる気がしない、億劫になる
  • 同じことばかりを悲観的に考えてしまう
  • 寝つきが悪く、朝早く目が覚める
  • 自分なんて生きている価値がない、死んだ方がいいなどと思い込むようになる

 

たくさんチェックが入ったら要注意!

※あくまでも目安です。不安な方は専門医にご相談ください。

 

2.“ウツ”かな?と思ったら…

  • ウツ病は、早期発見・早期治療が大事です。勇気を出して、専門家に相談しましょう。ウツ病は活動エネルギーが極限まで低下している状態なので、「休息」と「薬」が治療の中心になります。
  • ただし、薬だけでは、心までは癒せません。再発を防ぐ意味でも、元気が回復してきたら、他人や自分を責める感情や、完璧主義、悲観主義などの傾向がないか、ふり返ってみましょう。

 

3. 身近な人が”ウツ”になった時の接し方

◎ 良い接し方

・「今は休むのが一番!」と言い切る。

⇒ 安心して休める環境をつくってあげましょう。

・「今、この瞬間、生きているだけで十分だよ」と伝える。

⇒ ウツの人は、毎日を生きているだけでも大変なことなのです。

・重要な判断はさせない。

⇒ 元気になった時、後悔することがあります。

 

✕ 悪い接し方

・「怠けているだけだ」と決めつけてしまう。

⇒ 本人が必死にあがいても、どうにもならないのがウツです。

・「頑張れ」と励ます。

⇒ 励ますつもりが、逆に追い詰めてしまうこともあります。

・相手のつらさを理解せずに、「気持ちのもちようだ」と受け流してしまう。

⇒ 自分で自分をコントロールできない辛さを、理解してあげましょう。

 

4. “ウツ”に必要な心の処方せん

自分をもっとほめてみよう

昔の自分と比べたら、きっと成長しているはずです。だから、自分のよいところを見つけ、たまには自分で自分をほめてみましょう。

 

不完全な自分を受け入れよう

世の中に完璧な人はいません。外から見えなくても、みんな問題を抱えているもの。だから、自分の不完全さも受け入れてみましょう。

 

勝ち負けのモノサシは一つじゃない

人生のモノサシは、実は、たくさんあります。だから、一つの勝ち負けだけで、自分の幸・不幸を決めないでください。

 

完璧な人生より、”よりよい人生”を!

大事なのは、自分に対する許しの気持ちをもつことです。70点でもいいかなと考え、欠点のない人生ではなく、よりよい人生を選び取りましょう。

 
よりよい人生を!